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Naada (ナーダ)

Naada

TRACK LISTING

01 Lotus part1, part2, part3

02 Texas Vino (Inspired by Vexations, Erik Satie)

03 Bloom

04 Dew

05 Lotus Solo
TOTAL 45:09 (CD / amorfon006 / Amorfon / 2006)

スティールパンのみで構成された即興室内楽。複数のスティールパンを使用したアンビエントな組曲「Lotus」や、エリック・サティのVexationsを即興的にアレンジした「Texas Vino」、スティールパンのロール奏法だけで構成された「Bloom」など。

「スチールパンの新しい旅。」 細野晴臣(ソトコト2006年7月号)
「ドリーミーな傑作。」 松山晋也(CDジャーナル2006年7月号)
「Light and reflective... perfect for moments of cleansing and contemplation.」brainwashed
「In a word, wow! Without question, one of my favorite records this year.」 The Other Music

[CDライナーノーツ]
ナーダ
1999年「Hypernatural」をリリースして以来、私は,CD作品の中で銅鑼(ゴング)を光の象徴として使用してきた。銅鑼は、数千年前から、稲作文化圏である東アジア全域の祭事で、太陽の象徴であったし、その響きが光の輝きを想起させたからだ。この録音作品をライブで実現したいと思い、よりフレキシブルで、音階を含む楽器を探しているうちに、スティールパンに辿り着いた。この楽器について文献を調べてみると、楽器制作の興味が湧いてきた。音の成り立ちを体で感じ、また、独自の音配列のものを作りたいと思った。苦労して制作したスティールパンもどきをAmorphone ("非結晶"を表すamorphousと"音"を表す"phone"の造語、自身で設立したレーベル、Amorfonもここからきている)と名付けた。この楽器とMax/MSP(オブジェクト指向のプログラミング・ソフト)を組み合わせ、2001年にライブ演奏を始めた。
曲の構成はインド即興音楽に見習った。Max/MSPによって細かく粒子化されたスティールパンの音による連続するテクスチャーが即興演奏を支えるドローンとなった。少しずつプログラムを改良し、様々な演奏を試みた。
今回このアルバムでは、Max/MSPを使わず、何種類かのオーダーメイドのスティールパンのみによる即興演奏を収録した。2、3chの多重録音した楽曲も収録されている。前作、「infinite Flowers」では、細かい粒子の集合が全体のテクスチャーを形成するイメージで音楽をとらえていたが、このアルバムでは、音と音の間、関係性が全体を構成していくところに注目した。粒子テクスチャーをアコースティックで実践した「Bloom」以外、他の曲では音が途切れそうで途切れず、風に吹かれて舞う木の葉のように、フワフワと漂っている。繰り返し同じようなフレーズが出現するが、組織化されてはいない。フーガや、ガムラン、ペルトのティンティナブリとは異なる。近年、花をモチーフとしてきたが、多くの花は、光のように放射状の形態であり、それはまたスティールパンの形でもある。
2006年4月 町田良夫


                          


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